縁。
二ヵ月ほど前にホラー漫画家、御茶漬海苔先生と自主映画の会合で偶然会う機会があった。
ホラーのショートムービーも製作されているらしい。知り合いになって少しずつではあるが、交流を続けさせてもらっている。
そのことを幼なじみに伝えるとびっくりしていた。
なんだか感慨深いね。
まさか会えるとはね。
私は小さい頃、妖怪百科やら、ホラー漫画やら恐怖体験の本に夢中だった。
日本妖怪分布を読んでは、私のいる地域にはこんな妖怪がいるんだ、やばい気をつけなくちゃ、と本気で怯えてしまう、よくいる思い込みの激しい子供であった。
また心霊写真でぞわぞわしたり、絵を真似て描いてみたり、読んだ話を友達に聞かせたりしていた。
本当は恐い癖に、なんだったんだろう。
生と死とか見つめてたわけ?
・・・・違うな。ははは。
思えば普通の少女漫画は少しは読んでた。ドキドキクラクラもしていた。
中高生になって、推理小説やらサイコサスペンス、心理学、吉本ばなな、少年漫画、興味はたくさんあったけれど、時々幼なじみと本屋さんでホラー漫画を立ち読み(失礼な話だけど)したものだ。
ホラーは凄い。
もー恐いを通り越して時々笑えたりもする。
展開が有り得なかったり、変身だって自由だったり、サイコだったり、なんでもあり。
私の中でホラーと言えば、一番印象に残っていたのが御茶漬海苔先生、だった。
有刺鉄線を思わせる独特なタッチ、切迫感、容赦ない展開、時々メルヘン(でもホラー)、時折垣間見えるなんだか切ない癒しのような瞬間とか・・・圧倒されたものだ。(ご本人はとても穏やかな紳士)
そんな、いわゆる成長期に影響を受けた人に会えて、しかも映画の話ができるなんて嬉しい。
偶然とはいえ、縁てありますね。
この縁は、私が役者を続けていなければなかったのかも。
そう思うと、またひとつ、やっててよかったなー。
大事にしようっと、この縁。

