Archive for 5月, 2007

31
5月

明日は遅刻しませんように。

書き始めるまでは、平気だった。
さよならの言葉。
みんなの寄せ書きを見ながら、伯爵様とレイコへ送り出すメッセージを書く。
指が震えた。
何を書いてよいかわからなくて、ため息が出た。

いよいよバイト先で、最後まで一緒にいた人たちと離れ離れになる。
そういうサイゴな気分。

はあ。

胸が一杯。

色紙にメッセージを書いていたら、セダンがやってきて一瞬シャキっとした。

でもひとりになると、やっぱり胸が一杯になった。

明日で、レイコと歩いた小道も、伯爵様がいじっていたマグネットも、なんだか寂しくなる。
でも続く。
それも知っている。

今日は、ケンタローとダニエルと伯爵様とレイコで、ごはん。
ほんとはビール。
ダニエルはほんとに少し、赤いお酒。
この人ともまだまだ一緒に何かしたい。
でも。

やっぱりこれもまた始まり。

明日は、心置きなく送り出すつもり。

28
5月

フィンガー天国。

フィンガー5が好きだ。
ぐっときちゃう。

大学の時バイトしてた写真屋の店長がお店に流していて、あまりにも素敵で借りたのがきっかけ。

「!!!・・・・・・ちょっとこれいいですね!」
「ええやろ?フィンガー5」

なんてかーいらしー曲たちなんだろー。
「恋の大予言」とか、好き。

店長元気かなあ。

時々歌ってますよ。

24
5月

危ない!

ミチェルの水を換えると、さっそくうんこした。

しっぽでも千切れたかと、摘み上げると
「なにすんだよ!まだ途中だよ!!」
とめちゃくちゃ嫌がった。

あ、ごめん。

というか、さっそくうんこか。

その水飲むんでしょ。

まあ、明日までは見守りじゃ。

そう思っておびえるミチェルに一個一個えさをあげる。

ミチェルは、一回一回おびえて顔をすくめる。
まばたき。

水から顔を出すと、時々ちいさな鼻ちょうちんプー。
かわいい。

さらに間違って、自分のうんこに顔を寄せて口をあける。

おい!危ない!

それうんこだぞ。

思わず、突っ込む。

ミチェルははっとして、踏みとどまる。

この繰り返しを3回行って、今日の夜ごはん終了。

うんこは、ふよふよ浮いていて無事。

明日の朝、水換えるからね。

22
5月

君の名は。

ひなたぼっこの途中で、君があまりにも水槽の外へ出たがるのでなんだか気の毒になってしまった。

連れてきてしまった。

ああ。

君、岡山県出身なんだってね。
となりのミドリガメはアメリカ出身でしたよ。
君が岡山から来たというから、君に決めたよ。
岡山のどの辺から来たの?
私は北のほうだけど。

ねえミチェル。

今はまだ私たちぎこちないけど、そのうち一緒にいて居心地いい存在になりたいよ。
5センチの君が、20センチ以上になれるように。
大事にするよ。
大事にするよ。

18
5月

贈呈。

母の日。

風邪をひいて寝ていた。
プレゼントは探している途中。
ぐっとくるやつがいない。
ああ。
間に合わなかった。
バラの写真をメールする。

心配した母から電話。
母の日ありがとう。
とあまりに稚拙な表現でお礼。
頭がうまく回らない。
恥ずかしさがこみ上げた。

母はそれなのに、うふふふと嬉しそうに笑った。

・・・ああ。
嬉しいんだ。
こんなことでも。

プレゼントなんていいよう、と言いつつ。
母はいつかの母の日にあげた口紅のことを話していた。

・・・何年前だよ。

あれはすごく嬉しかった。
ついにあれが、ほじくらないといけなくなった、と。

・・・何年使ってるんだよ。

突っ込みつつ。

・・・・も、もしや、何気にっていうか、かなり確実にこの人は口紅をご所望なのでは?
と感じた。

母は何故かなかなか口紅は買わない。
小さいとき母の大事な口紅をかじって、まずいので吐き出した。
ベッドの下に転がったものを何年もたって発見した。
そんなことを思い出した。

熱が下がって。
チマチマ口紅をほじくってる母を思い浮かべつつ、口紅を買いに行った。
やわらかいオレンジ系の色にした。
ちょっといい口紅。
手紙を添えた。
喜んでくれるかな。

今度は姪っ子が母の口紅をかじるかしら。
オホホホ。

18
5月

あくしゅ。

長年の知り合いが、遠くにいく。
夢かなっての移住なので、ほんとうにすばらしいことだ。

どっからどうみても、かつこいい容姿端麗なひと。

誰にも分け隔てなく接することのできる人。
心地よい距離感が保てる、貴重な存在だ。
やんわりしてるけど、マイペース。
お酒が入るとさわやかな笑顔で毒を吐いたりするところが面白かった。

しかもさりげなくやさしいんだよね。
わーわー騒いでも、乱暴なことを言っても、涼やかに受け流してくれるので、
女子はいつも癒されたものだった。

世の中にいるんだな、こういうひと。
あんまり見ないなあ。
この容姿にこの中身。いやいやいやいや・・・・・。

奥さんがまだ彼女だったころ、写真をみせてもらったが、これまた超うつくしい人だった。
感心を通り越して興奮したのをよく覚えている。
うつくしいひとが並んでいるのはすばらしい。

ホワイトデーのプレゼントは何がいいんでしょう?
高見さんだったら、何が嬉しいですか?
今から買いに行こうと思うんですが。

そんな相談をされたこともあった。

彼が彼女を想う。
っかー!
いいね!幸せだね!

「えー!もう、何でも嬉しいと思います、でも私だったらいつも使えるものとかが嬉しいです」
と何故かまた興奮して物欲丸出しの回答をした気がする。

いやー。
楽しかった。
ありがとー。
もう会えないなんて、思ってませんよ私たち。
遠く離れても、皆で応援しています。

慌しい最後にさわやかなあくしゅ、ありがとう。
ぎゅっと凝縮してよいバイバイができました。

穏やかなのに芯はしっかりしている、
筋の通った優先順位がきちんと確立されている、
この姿勢は学びたいとおもいます。

あくしゅ。

18
5月

兎に角。

もっと追っかけてこないと、ウサギさん。
話になりませんよ。

ではバイバイ。

なんちて。

うーん。

遅い時間に起きている事なんてあまりない。

今日は久々に面白いお芝居を観たの。
なんかいろいろ考えていることが一気にばかばかしくなるねっていうような。
発想と、衣装と年輪とカツラがたくさんあって、愉しかった。

あー・・・。

素敵だった。

いいなあ。

ああいう、の、いいなあ。

16
5月

ありとあらゆるわるい夢。

熱を出したら、一晩かけて見たのは、

今までしたひどいことが自分に返ってくる夢と、さよならの夢と、嘘をつく夢、

もう一本、

死刑囚になって、何故か自分で頭を撃ちぬかなければならなくて、

それは思想のためなんだけど、どんな思想のためかわからないので納得できなくて、

死んどる場合か、

と逃げることを考えて窓の外を見たら、

三メートルはある木や植物と一体化した白い鳥が外に降りてきて、

バサバサ羽を動かして、窓枠の木をむしゃむしゃ、首のところが木の鱗でできていたので見とれた、

死刑囚は二人、私と知らない異国の巻き毛のおじさん、

二人は離れて並んでいて、

二人を三角で結ぶ導線で、

拳銃をもった人が歩いてきて、

おじさんに拳銃を渡す、ほんとに死ぬのかしら、ほんとに死ぬのかしら、

おじさんがぎゅっと目を瞑って、ほんとに次は私か、死ぬしかないのかしら、

引き金を、いいのか、いいのか?これしかないのか、

引く・・・・・瞬間に目を開けた。

夢の中で死んだら、もう起きられない気がしたので。

でもふと、夢の中で死んでみたらどうなんだろう、ともう一度目を閉じた。

もう、拳銃は渡してもらえなかった。

朝だった。

考えてみたら、拳銃って今までの私に全くリアリティがない。

でも、ドキドキした。

死を迫られた瞬間。

これでいいのか、と思う瞬間。

考えられなくなる瞬間。

15
5月

モノをつくる。

よろこび。

こういうものをつくろうとイメージするとたいていはそこに及ばない。
なんてことはない。
私には技術がないからだ。

だから、なるようになってもいい。
なるようになってできた偶然の産物が、その場でどんどん生まれていく。
偶然が、ぴかっと光る瞬間があって、それが次の動きに自然につながっていく感じ。

なんだか自由でいい。
この自由さが、ありとあらゆるところに備わっているといいな。

11
5月

赤毛のケリー。

風の強い日。
朝、少しお気に入りの本と戯れて。
今日はちょっと集中して切り絵にとりかかる。

無心で鋏を動かして。

お昼に鶏肉とほうれん草と余ったルッコラで、ゴルゴンゾーラ入りのクリームソース煮込みを作った。
ゴルゴンゾーラにちょっとむせたりしつつ。
お殿様の机大活躍。

お昼以降も切り絵に集中。
手がプルプルしたけど、がんばった。
蛙をちょきちょき。
蛙たちが画面に納まって、一つの光景をつくっていく。
部屋の中はいつもどおり折り紙の破片だらけ。
集中したせいか、早くに完成。

休憩がてら半身浴。
水木しげる先生の「悪魔くん」を読む。
笑いのセンスが最高。

今日の音楽は、ミッシェルの「赤毛のケリー」。
ぐっと来たので、何度も何度も聴いた。

ああ。
ちいさな亀が欲しい。
もし一緒に暮らせたらミチェルと名前をつけるつもり。

締めはヨガにします。

そんなこんなで一日が終わる。