ユトリ。
ガシくんは、本当は八重樫という。
ガシくん、ガシエと呼んでいるのは私だけだが。
みんなから、ゆとり世代だからユトリ、などと呼ばれている。
私と十歳も違う、明るくてひとなつっこい女の子だ。
私のことを「高見しゃあぁん」と呼ぶ。
話し方も書き方も座り方も、私や伯爵様に何十回注意されてもクニャッとしている。
しょんぼりもするけれど、すぐに立ち直るところに驚愕する。
が、トータルで考えると、みんなからすごくかわいがられているのだ。
私は応対品質でガシくんのスキルアップを図る。
毎日問題を作成、テスト、みんなでワイワイ答え合わせ。
まるで先生になったみたい。
面白いくらいいいタイミングでがっかりさせてくれるので、驚愕する。
いろんなことを通り越して笑ってしまう。
でも、少しずつ成長しているのは、わかる。
先日は朝電話してきて
「ちょっと、今日、体調不良で、できれば・・・・お・・・・お・・・・お・・・」
と口ごもる。
何を言ってほしいのか分かったので、甘やかさないぞ、と思い
「なに?言ってみ?」
と突っ込んでみた。
ガシくんは再度「お・・・お・・・」と言った後
「お・・・・遅れて行ってもいいですか?」
「・・・どのくらいで来られるの?」
「20分くらいで」
「早っ!!じゃ・・・待ってます」
家近いんだよね。
みんなに、おいユトリただの寝坊で遅刻じゃねーか、と指摘されていたガシくん。
「いや、お腹も痛かったけど、寝坊もしました」
ユ、ユトリー・・・・。
二ヶ月の短期チームももう終わりだね、ということで一昨日二人で居酒屋へ行った。
ビールを飲む私の横で、ガシくんはガラナを2杯も飲んでいて、いろんな意味で驚愕した。
あれこれ話して楽しかった。
「たくさん失敗してもいいけど(失敗しそうだから)、自分を大事にね」
なんて言ってしまい。
自分がとっても大人になったんだなあと感じた。
ガシくんが、健やかに成長していきますように。
ここで学んだことを忘れませんように。
写真は、ガシくんがくれたトカゲのイヤーなんたら。
耳にはめるやつ。
かわいいの。
ありがとうなの。






